高木の剪定道具
2018.01.28
大河ドラマ『西郷どん』を見ていましたら、以前当店が修復に関わった旧島津氏玉里邸庭園(名勝庭園)が出てきました。
個性的な形の灯籠や巨岩など、独特な魅力がある素敵な庭園です。
懐かしくも嬉しい気持ちで見ておりました。
ところで、現在当店では、年間管理をさせていただいている庭園で大きな松の剪定作業を行っています。
こちらの庭園内には重機を入れることができないので、はしごとロープで人力で木に登り剪定をしています。
はしごを使って木の高いところに登った後、そこからどうやって枝の先端の方を剪定するかご存知ですか?
いくら身軽な庭師でも、枝の先端まで行くことは難しいのです。
安定した場所に体を固定して、このような柄の長いのこぎりやハサミを使って、混みあった枝を切ったり、葉を落としたりして、形を整えていきますよ。
熟練が必要な作業です。
京都の造園屋 庭匠植清
門松としめ縄飾りの行方
2018.01.14
皆さま、門松やしめ縄飾りはどうされてますか?
ゴミ袋に入れて処分…という方も多いのではないでしょうか。
以前は、地域や神社で“どんど焼き”という行事が行われ、お正月飾りを燃やしてもらうということが一般的だったようですが、最近は街中で火を使うことが難しくなり、京都でも“どんど焼き”が行われる場所は少なくなったようです。
ちなみに、京都では“どんど焼き”のことを“左義長(さぎちょう)”とも言います。
花の天井で有名な平岡八幡宮でも“左義長”の準備がされていました。
京都の植木屋 庭匠植清
松の内とは
2018.01.11
こんにちは。
昨日所用があり、久しぶりに電車に乗りましたが、超満員ですっかりお正月気分もどこかへ行ってしまいました。
まだ、京都では松の内とはいえ、そうのんびりもしていられませんね。
そんなわけで、今日は松の内について、書いてみたいと思います。
(といっても、完全に受け売りですが…)
今まで当たり前のように、1月15日までが“松の内”というものだと思っていましたが、“松の内”の意味やその期間に地域差があることなど知らずに使っていました。
たまたま、池上彰さんの番組でこれらのことを知り、備忘録も兼ねてまとめて見ました。
“松の内”とは、門松やしめ飾りを飾る期間のことを指すそうです。
“松の内”の期間は、
関東では、1月1日~1月7日
関西では、1月1日~1月15日
全国各地では、1月1日~1月20日
なのだそうです。
細かく言えばもっと色々あるのでしょうが、こんなにも地域差があるのですね。
当店は、京都ですので松の内は15日までで、15日のことを小正月と言っています。
また、なぜ関東では1月7日までが松の内になったかというと、
江戸時代に徳川幕府が正月飾りは、1月7日までとするというお触れを出したので、関東では1月7日が広まったそうです。
京都では、それ以前の古くからの慣習が残っているということでしょうかね…
池上さんのおかげで、一つ勉強になりました。
京都の植木屋 庭匠植清
あけましておめでとうございます
2018.01.05