京都の庭園でお月見を
2017.09.28
こんにちは。
日に日に涼しくなり秋を感じる今日この頃です。
もうすぐ十五夜ですね。
十五夜は旧暦の8月15日のことで、今年は10月4日だそうです。
皆様は十五夜をどのように過ごしますか?
日頃の慌ただしさを忘れ、この日はゆっくりと月を眺めながめて過ごしたいものですね。
京都ではあちらこちらの庭園で観月会が行われています。
京都には高層ビルがないため、庭園に入ってしまえば気分は古(いにしえ)の時代にタイムスリップして過ごすことができますよ。
是非、そのような素敵な庭園でお月見をしてみてはいかがでしょうか。
主な、京都の観月会の情報が京都市観光協会のサイトに載っていましたので、お出掛けの参考にされてはいかがでしょうか。
京都の植木屋 庭匠植清
茶庭と寺院の庭が完成しました
2017.09.06
こんにちは。
日に日に涼しさが増してくる京都です。
季節の変わり目で、お体を崩されたりしていませんでしょうか。
以前、ブログでご紹介した和歌山市内のお庭が完成しました。
寺院の方丈とそれに隣接する茶室に面する庭園です。
「方丈の庭であり茶庭(露地)」ということが、今回計画するにあたってのポイントとなりました。
方丈の庭と茶庭は基本的には性格が違いますので、方丈からは風格ある寺院建物に見合う庭として見え、茶室側からは露地としての風情を感じられるように、1つの庭園の中で性格の違う庭が違和感がないように、緩やかにつなげることを意識しました。
また、計画する上で、樹木や灯籠(とうろう)など、これまでお施主様が集め大事にされてきたものを、できるだけ活用させていただきました。
機能的な面では、地形上の理由で、どうしても雨が建物側に流れてきてしまうため、建物前の排水機能を改善しました。
雨が降ると、建物前に雨と共に土が流れてきて、長い間に溜まった土砂により、排水機能が低下していました。
ですので、庭全体を地面がむき出しならないように、地被(今回は苔)で覆い、土が流れにくくすると共に、下の写真のように、建物まわりの比較的広い範囲を排水しやすい砂利敷きとして、その砂利の下に比較的大きめの排水設備を埋め込み、排水能力をアップさせています。
苔に関しては、お施主様が庭園に造詣が深く、苔の風情をお好みでいらっしゃいました。
ただ、今回の施工させていただいた地域では、京都に比べ湿気が少なく、苔が生育しにくい環境であったため、色々と検討した結果、地面にスプリンクラーを埋め込み、散水で湿気を補えるようにしています。
今年の関西は、暑い暑い夏でしたが、先日伺った折には杉苔は元気に生育しており、スプリンクラーの効果が出ているようでホッとしています。
お施主様には、信頼いただき当店にお任せいただきまして、心より感謝申し上げます。
ホームページをオープンしました
2017.09.01