京都の節分 – 柊鰯
2017.01.30
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
1月ももう終わり、もうすぐ2月ですね。
2月といえば、2月3日の節分。
節分といえば、『鬼は外、福は内』と言って、
豆をまいて、鬼を追い払ったりしますよね。
京都には、鬼を追い払う、一風変わった風習があります。
それは、柊鰯(ひいらぎいわし)、なるものです。
今回初めて、鰯を買って、柊を切ってきて、自分でつくってみました。
ちょっとおしゃれに花瓶にさしてみましたが、
見た目もグロテスク、イワシの匂いもあり、
部屋に置くのは耐えられません!(※本来は玄関先に飾ります)
京都では、この柊鰯を節分に玄関先に飾り、鬼を追い払うそうです。
鬼は、焼いたイワシの匂いと、柊のとげとげが嫌いなので、
鬼(邪気)が寄り付かないということだそうです。
今回初めて作ってみて、鬼じゃなくても、
これは想像以上に嫌だなと実感しました。
興味のある方は作ってみてください。
また、京都では、節分の日前後に色々なお寺や神社で、お祭りや行事が行われます。
吉田神社の節分祭や、壬生寺の壬生狂言は特に有名です。
『そうだ京都、行こう。』のHPに、京都の節分の行事が詳しく紹介されていましたので、ご興味のある方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
庭木の王様!松の冬のお手入れと鑑賞ポイント
2017.01.17
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
京都は、ここ数日、雪が降り続き、比叡山は真っ白です。
今回は、“葉むしり”について、書きたいと思います。
葉むしり前の松の様子です。
枯れてる!と思われるかもしれませんが、枯れている訳ではありませんよ。
茶色く変色しているのは、去年の葉です。
生き生きとして見えませんか。
この木が生きてきた時間を感じ、美しいなと思います。
それが鑑賞のポイントなので、葉を間引くことで、それらをみせているのです。
どう見せるかを考えながら、庭師は葉むしりの作業をします。
あなたはもう庭ツウです!
あけましておめでとうございます。
2017.01.01