庭園の石積み修理
2016.11.27
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
日本庭園では、塀や土留め、護岸などに、自然石を組合せて積み上げる、
“石積み”、という技術が多く使われています。
先日、名勝庭園の参道沿いの石積みの塀が、
一部ズレて、崩れる可能性があり、その部分を修理してきました。
この石積みのズレは、
長い年月をかけて徐々に石積みがゆるみ、
塀の後ろに生えている木の根っこが成長し、
塀を押していたことが原因でした。
このような状態で放置しておくと、
崩れてくることもあり危険です。
ですので、今回は、ズレた部分を一旦解体し、
後ろ側の木の根っこを整理して、
もう一度、石の積み直しを行いました。
石積みは、経年変化や周囲の影響を受けて、
少しずつ崩れてくることがありますので、
お庭にある方は、時々チェックしてみてくださいね。
また、石積みの後ろ側に土があり、土留めになっている場合、
土圧や水圧で、真横から見ると、
外側に弧を描いてふくらんでいることもあります。
このような状態を、専門用語で、“はらみ”、と呼びます。
このような状態は、石積みが、
「もう耐えきれなくなってますよ。そろそろ直してくださいね。」
と言っているサインです。
このような場合も、早く修理した方がよいと思います。
当店では、石積みの修理工事だけでなく、
技術指導も全国各地でさせていただいております。
日本庭園等の石積みの修理でお悩みの方、
お気軽にご相談くださいませ。
【京都紅葉情報】修学院離宮と鷺森神社
2016.11.26
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
また、紅葉はだいぶ散っていましたが、
【京都紅葉情報】真如堂
2016.11.21
【京都紅葉情報】仁和寺
2016.11.15
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
京都の紅葉状況をお伝えします。
京都で紅葉観光をご検討の方は参考にしてくださいね。
科学的根拠のない肌感覚ですが、
今年は急に寒くなったせいか、
紅葉が少し早いように思います。
色もきれいな気がしています。(あくまでも個人的な感想です)
仁和寺さんの11月13日の様子です。
仁和寺さんは、もう既に紅葉狩りを楽しめる状況です。
一番上の写真のように、既に真っ赤に染まっているモミジもありますが、
一番下の写真のように、グラデーション状態のモミジも、
境内にはまだまだたくさんあります。
あと、1~2週間後が一番のピークかと思います。
参考になさってください。
『日本の技体験フェア』にお越しくださいまして、ありがとうございました!
2016.11.14
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
朝晩ずいぶん冷え込んできましたね。
京都では、もうだいぶ木々が色づいてきています。
去年より早いような感じがしています。
さて、だいぶ時間がたってしまいましたが、
10月22日、23日に群馬県前橋で開催された、
『日本の技体験フェア』、にたくさんの方にお越いただき、
誠にありがとうございました!
その様子を、ご報告させていただきます。
↑黒い帽子をかぶっているのが当店の代表です。
今年も、たくさんの方に、竹の穂で、
手箒(てぼうき)づくりを体験していただきましたよ!
女性やお子さんも、興味をもって熱心に参加してくださり、
うれしい限りです。
京都の庭園を見学されたときに、
苔がきれいだな~、と思われたことはありませんか。
この竹の穂の手箒は、苔を傷めないように、
落ち葉やごみを拾うことができます。
皆さんが、日本庭園を美しいと思ってくださるためには、
欠かせない道具なのですよ。
現在は、中国産の竹の穂を使った手箒が主流ですが、
やはり、国産の竹の穂を使った手箒のほうが、
柔らかくて腰があり、使い勝手もいいです。
小さな道具づくりではありますが、
少しでも日本の伝統的な庭の文化や伝統を、
身近に感じていただければ、とても嬉しいです。
来年も、全国のどこかで開催されます。
お近くの方は、ぜひ、ご参加くださいませ。
京都に住みたい方、京都のリアルな町の雰囲気を知りたい方に、ぴったりの一冊
2016.11.04
こんにちは。庭匠植清(にわしょううえせい)です。
先日、本屋さんでこんな本を見つけました。
『もし京都が東京だったらマップ』
すごくストレートな題名ですね。
私は、関東と関西のどち
らにも住んだことがありますので、
よく、東京の中野ってどんなところ?
新橋ってどんなところ?とか聞かれます。
そういう時は、大阪や京都でいうと○○(地名)
みたいなところと説明すると、
わかってもらいやすいです。
同じようなことを考える人がいるな、
と思いこの本を手に取ってみました。
この本では、不動産業を営む筆者の視点で、
京都と東京の似ている町を、ピックアップしています。
これから京都に住みたいと思う方には、
エリア選びの参考になる一冊だと思います。