蓮の花が咲きました
2018.07.11
先日までの大雨で西日本を中心に大きな被害が出ましたが、皆さま大丈夫でしょうか。
京都でもバケツをひっくり返したような雨が3日間降り続きました。
被害にあわれた方々に、早く穏やかな日常が訪れますよう願っています。
当店では、蓮の花が咲き始めました。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
舞妃蓮(まいひれん)
京都の造園屋 庭匠植清
月下美人の花が咲きました
2017.08.31
長らくご無沙汰してしまいました。
実は、昨日の夜、当店で育てている月下美人の花が咲きました。
毎年1回咲くのですが、夜に咲き、朝にはしぼんでしまうため、実物は見たことがないのです。
昨日も私が帰宅した後に咲き始めたそうです…
ひと晩限りの儚ない美しさですね。
幻想的な雰囲気を少し感じていただければ幸いです。
新芽の季節
2017.04.22
京都御苑は在来種のタンポポの宝庫です
2016.05.24
この10日間ほど、当社の実動部隊が東北に行っているため、個人的な話で失礼いたします。
先日、京都御苑に行ってきました。
毎週日曜日に、NPO法人都草(みやこぐさ)さんによる、京都御苑歴史散策ツアーが行われており、参加してきました。
長いこと、京都に住んでいながら、御苑内の歴史についてあまり知らなかったので、大変勉強になりました。
植物についても、いろいろと説明していただきました。
京都御苑内では日本古来からある植物を大切にしているそうで、ソメイヨシノなど比較的新しい樹木は植えていないそうです。
草花もまたしかり、タンポポもだそうです。
外来種のタンポポはできるだけ除去しているそうです。
ご存知の方も多いと思いますが、タンポポには在来種と外来種があり、現在では外来種や交配した雑種の方がどんどん多くなってきています。
街中では外来種の方が多くみられるのではないでしょうか。
在来種のタンポポ(京都御苑にて)
外来種のタンポポ(京都御苑にて)
在来種のタンポポと外来種のタンポポの簡単な見分け方は、写真の矢印のついている部分(総苞)の形の違いです。
外来種は総苞(そうほう)が反り返っており、在来種はぴったりくっついています。
後日、ほんの一部ですが、京都御苑内のタンポポを見て回ってきました。
確かに!
白砂の街路で区画された植栽部分では、外来種を見つけることができませんでした。
白砂の街路部分に雑草に紛れて、わずかに外来種のタンポポを見つけることができました。
でも、かわいそうで、お花を摘むことはできませんでしたが、、、
京都のヤマボウシは満開です!ヤマボウシとハナミズキの違い
2016.05.18
今、京都ではヤマボウシの花が満開です。
ヤマボウシは日本原産で、京都の庭園など古いお庭でもよく見られます。
一方で、ヤマボウシに似た木で、庭木や街路樹として人気のある、通称ハナミズキと言われている木があります。
こちらは、アメリカ原産のアメリカヤマボウシという木です。別名アメリカハナミズキとも呼ばれています。
詳細は省略しますが、ハナミズキは、日米友好で、日本が桜をアメリカに送ったお返しとして、1915年頃に入ってきた、日本では比較的新しい木なんです。
ですが、圧倒的にハナミズキの方が人気です。
ヤマボウシ
出典:建築知識別冊『緑のデザイン図鑑』
ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)
出典:建築知識別冊『緑のデザイン図鑑』
ヤマボウシとハナミズキは、写真のように、お花(総苞片)の先端の形が若干違います。
ただ、圧倒的な人気の違いは、咲き方にあるのかもしれません。
ハナミズキは、花が咲きそのあとに葉っぱが出てくるので、桜のようにとても華やかです。
一方、ヤマボウシは、葉っぱが出てきた後にお花が咲くので、ちょっと地味、いやいや控えめなんです。
しっとりとした雰囲気のお庭にしたい場合は、ヤマボウシの方が合うかと思いますし、洋風の明るいお庭や華やかさを求める空間には、ハナミズキの方が合うかもしれませんね。
こういった樹木一つで、お庭の雰囲気はがらっと変わります。
新たなお庭づくりやお庭の改修をお考えの方は、木が持つ雰囲気の違いを見ながら、樹木選びをされることをおすすめします。
ハスの植付け方法
2016.04.21
先日、大賀蓮のレンコンを分けて頂く機会があり、少し時期的に遅いのですが、早速、休みの日に蓮の植え付けをしました。
最近は、花蓮のレンコンも通販などで簡単に手に入るようです。
ご興味のある方は、下記に簡単に植付けの方法をかきましたので、チャレンジしてみてください。
花蓮のレンコンは食用のレンコンに比べて細いです。
土づくり
赤玉土と田土(ホームセンターで購入できます)を混ぜて水を加えながら、手で撹拌していきます。
植付け
出来上がった土に新芽を上に向け、土の真ん中より下の方にレンコンを沈めていきます。
そして、肥料(カリウムを多く含む)を加えて水を満タンに張ります。
1週間程して
アクが抜け泥が落ち着いたら、ボウフラ対策にメダカをいれます。
泥が黒いので、白メダカが綺麗だと思います。
水は蒸発しますので、適宜足してあげてください。
また、出来れば毎年、最低2年に1回は植え替えをしてください。
レンコンが痩せてきて、花がつきにくくなります。
蓮には沢山の種類があり、当店には数種類の蓮を育てています。
6月~8月にかけて順々に咲いていくので、楽しませてもらっています。
こんな泥の中から、凛とした佇まいの美しい花が咲くなんて不思議ですね。
京都の新緑は今が最高 モミジは新緑もいいんです
2016.04.18
モミジといえば、秋の紅葉(こうよう)というイメージがありますよね。
京都のモミジの名所にも、紅葉の時期には沢山の観光客が訪れます。
燃える様に赤く染まったモミジも素敵ですが、今の季節の新緑のもみじもとても素敵です。
新芽の薄い黄緑色の葉っぱに光があたると、一層透き通り、きらきらと輝きを増し、清々しい気持ちになります。
それに、モミジにも小さくて可愛らしい花が咲きます。
イロハモミジ
そして、初秋には竹とんぼみたいな赤い実をつけます。
建築知識別冊 緑のデザイン図鑑より
このように、モミジは春から秋の落葉まで、沢山楽しめます。
また、この季節は、モミジ以外にも、様々な新芽が芽吹いてくるので、その新芽をみるとついつい触りたい衝動にかられます。
赤ちゃんをみるとほっぺたに触りたくなるのと同じように。赤ちゃん葉の柔らかな感触がたまらないです。
アセビの新芽
この一瞬の、短い新緑の季節を楽しんでみてはいかがでしょうか。