京都の茶庭(茶道のお庭)の剪定
2016.04.24
先日、京都市内の茶道の先生のお宅の茶庭の手入れに伺いました。
一昨年、作らせて頂いた茶庭です。
お庭は少しコンパクトなスペースでしたので、奥行き感が出るように植栽のバランスを配置し、また、お稽古でも使いやすいように、奇をてらわず、基本的な構成となるように作らせて頂きました。
1年ぶりに、伺った時には、モミジなど木々の葉が繁り、苔が踏み石を埋もれさせるくらい元気いっぱいの状態でした。
今回の手入れでは、樹木の透かし剪定と、伸びすぎたスギゴケをカットしました。
モミジの透かし作業中
モミジの透かしは、姿を整えるだけでなく、風や光を通るようにし、足元周りの苔や下草を生育させる目的があります。
また、こちらのお庭は隣家のブロック塀が近接しておりましたので、外周部の樹木は目線の高さの枝葉を徐々に繁らせて、目隠しになっていけるように調整しながら剪定を行いました。