京都、祇園祭の前祭と後祭
2016.07.12
暑くなってきましたね。
京都は盆地ですので、一層ムシムシとした暑さが体にまとわりついてきます。
ですが、なんといっても京都の最大のイベント、祇園祭がいよいよ来週にせまってまいりました。
京都中(というと、ちょっと語弊がありますね)が活気づき、盛り上がっていますよ!
山鉾(やまぼこ)の組み立てが始まり、祇園祭のお囃子、コンチキチンの音が町を普通に歩いていても聞こえてきます。
菊水鉾真木(しんぎ:鉾の中心の柱)立上げの様子
祇園祭は八坂神社の祭礼として、平安時代より始まったお祭りです。
歴史の詳細は割愛しますが、本来、祇園祭とは7月1日から31日まで行われる様々な行事を総括して、祇園祭といいます。
その中でも、最大の見所は、17日の前祭(さきまつり)と、24日の後祭(あとまつり)の山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)です。
山鉾巡行とは、絢爛豪華な山車(だし)が町を練り歩くことです。
ただ、祇園祭の山鉾巡行は、まだ、7月17日だけだと思われている方も多いのではないでしょうか。
平成26年より、17日の前祭(さきまつり)と、24日の後祭(あとまつり)の、2回に分けて、山鉾巡行が行われるようになりました。
当初は現在のように、2回行われていたので、本来の形に戻った、と言った方が正確ですね。
まだ一般には、後祭の存在が知られていないことと、後祭では路上に露店を出すことが禁止されているため(※昨年時点では)、宵山(巡行の前夜祭)の風情をゆっくり楽しむことができますよ。
また、宵山は別名、屏風祭り(びょうぶまつり)とも言われ、こちらも見どころの一つとなっています。
各家のお宝や美しい屏風などを飾ったり、お宅を公開したりという、イベントなども行われます。
そういったことも、調べていくと、祇園祭を2倍、3倍にも楽しむことができますよ。
前祭と後祭では、巡行する山鉾が違います。
ご自分の見たい山鉾を前もってチェックして見に行ってくださいね。
少しだけ、祇園祭の風情をお送りいたします。
室町通り、黒主山前の巨大オブジェ(京都の旦那衆の粋を感じますね)
作品の横には作者からのメッセージが粋ですね。
今日はこのあたりで。