京都の庭園の竹垣の種類とオリジナル竹垣の製作
2016.06.05
今日は竹垣のお話です。
竹垣には、沢山種類があり、お寺さんの名前を付けた竹垣が多くあります。
そのお寺さんで使われていることから、その名称がつけられています。
その中でも、金閣寺垣、竜安寺垣や建仁寺垣などが、特に有名です。
このような有名な竹垣は、寺院の庭園だけでなく、個人のお庭でもよく使われています。
それぞれデザインに違いがありますので、庭園を鑑賞する際には、竹垣の違いを見るのも面白いですね。
出典:『竹垣』吉川功/有明書房
先日、京都市内の庭園の竹垣のやり替え修理をさせていただきました。
お施主さまからは、金閣寺垣や竜安寺垣などは、ありきたりだから、違ったものがいい、とのご要望でした。
ちょっと工夫を凝らし、オリジナルの竹垣の組み方をさせて頂きました。
作業中の様子
作業後
勝手ながら、徳村垣、と命名させていただきます。(笑)
数週間後
写真のように、数週間程度で徐々に青竹の色は退色します。
ですので、清々しく新年を迎えるにあたり竹垣を替えられる方が多いです。
その時期は、青竹が手に入りやすい時期でもあります。
逆に、今の時期に、青竹を入手するのは、少々難しいことでもあります。
代表はじめ、スタッフは庭づくりの好きな者ばかりです。
このような、こだわったご注文を頂くと、特に嬉しく、色々と考えながら、雨の中にもかかわらず、楽しそうに作業していました。
そういった、お客様に恵まれていることに、本当に感謝しています。
お庭に竹垣を設けると、お庭は一気にグレードアップします。
植栽はいいんだけど、何か今のお庭に物足りなさを感じる、もう少し洗練させたいなと考えている方、
竹垣でお庭をご自分らしく、変身させてみませんか。